春一番とは、冬から春へと季節が変わる時に吹く、暖かい南よりの強い風です。時期は、立春から春分の間に吹いてくる風で、日本海側で低気圧が発達するため、気温が上がり強い風となります。
「初音」
年の一番始めに聞くウグイスの声のことを「初音」とよんでいます。ウグイスのさえずりは、春の訪れを感じさせる明るい声であることから「春告鳥(はるつげどり)」との名前もあります。
<立春の時期のレシピ>
<ブロッコリーとじゃがいものグラタン>2人分
~材料~
じゃがいも1個、ブロッコリー半房、タマネギ 1/2個、ベーコン2枚、牛乳200CC、バター大さじ2、小麦粉大さじ2、コンソメ1個、塩こしょう、ピザ用チーズ適量
~作り方~
①ブロッコリーは小房にわけて少し固めに茹でる。
②じゃがいもは、一口大に切って水にさらし、ラップに包みレンジで加熱する。
③タマネギは薄くスライスし、ベーコンは細切りにする。
④フライパンにバターを溶かし、タマネギを入れ、しんなりするまで炒める。
⑤小麦粉を入れ、④にしっかり馴染ませてから、少しずつ牛乳を混ぜ合わせる。
⑦コンソメを入れ、塩こしょうで味をととのえる。
⑦じゃがいもとブロッコリーを入れて味を少し馴染ませる。
⑧耐熱容器に⑦を入れ、チーズをかけ、パン粉をまぶす。
⑨250度に温めたオーブンで10分程。少し焦げ目が付く程度まで焼いて出来上がり。
<わかさぎの天ぷら> 2人分
~材料~
わかさぎ 20匹ほど、薄力粉 1カップ、卵 1個、冷水1カップ、揚げ油、大根おろし 適量、天つゆ 適量
~作り方~
①ワカサギはの下準備をします。ボウルにワカサギを入れ、塩で全体をふりかけてから、優しく揉む。その後、水できれいに洗ってからキッチンペーバー等で水分をしっかりふきとる。
②揚げ油は、170度に温めておく。
③ボウルに薄力粉、卵、冷水を入れさっくりと混ぜ、そこへワカサギを入れる。
④揚げ油に衣をつけたワカサギを入れ、きれいな焼き色がついたらさっと取り出す。
⑤出来上がったら、天つゆと大根おろしを添える。
<立春の時期の主な行事とは>
「初午大祭」(はつうまたいさい)
初午(はつうま)は、立春を迎えて初めに訪れる午の日。古来より、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。奈良時代 和銅4年(711年)、稲荷の三つの峰に神が降臨したと伝わっています。この日は、京都の伏見稲荷大社をはじめとして、全国の稲荷神社でお祭り(初午大祭)が行われます。伏見稲荷大社では、縁起物の「験の杉(しるしのすぎ)」が授与され、商売繁盛を願う人々でごった返しています。
立春を詠んだ歌
「古今和歌集」で立春を詠んだ歌
在原元方(ありわらのもとかた)
ふる年に春たちける日よめる
年のうちに春は来にけり 一年を去年とやいはむ今年とやいはむ
(としのうちに はるはきにけり ひととせをこぞとやいはむ ことしとやいはむ)
歌の意味について
旧年中の際に、立春を迎えた日に詠んだ歌
年内であるのに立春がきてしまったのだなあ。同じこの一年を去年と言ったらいいのだろうか、今年と言ったらいいのだろうか。
陰暦では、暦と二十四節気の立春などがずれる誤差がありました。陰暦では、新年を迎えてはいないのに、立春となってしまいました。立春を迎えているのであれば、暦は年内でも昨日までのことを去年とよぶべきなのか。それとも、暦で新年を迎えるまでは今年とよぶべきなのかを表している歌となっています。