京都の二十四節気・行事

【二十四節気 雨水(うすい)(2/19~3/4頃)】野菜・果物

【二十四節気 雨水(うすい)(2/19~3/4頃)】

雨水の時期である旬の果物・野菜・魚・花など

<春キャベツ>

キャベツは、アブラナ科アブラナ属の野菜です。日本にキャベツは入ってきたのは、江戸時代の頃と言われています。当時は食用ではなく、明治時代になってから食用として栽培されるようになりました。 キャベツ全体の主な産地は、群馬県、愛知県、千葉県、などが有名です。実は、キャベツには、収穫時期によって旬の時期が何度も訪れます。冬に収穫される冬キャベツ。春に収穫されるのが、春キャベツ。夏に収穫される夏キャベツと分類されます。

それぞれ生産地も変化し、それぞれの美味しさを味わうことができます。春キャベツは、千葉、神奈川、西の地域で栽培されるものになります。他のキャベツよりも独特の丸みがあり、重なりや巻きが緩やかで葉が柔らかく、比較的中のほうまで緑が濃く甘みがあります。昔から胃腸の調子を整える保健食として食べられていました。

<小松菜>

小松菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜です。小松菜という名は、江戸時代に、将軍にこの野菜が気に入られ、献上した土地の名前に由来したことからだそうです。

東京の小松川(現在の江戸川区)からとった名前。小松菜は、昔から関東で生産されてきた野菜のため、現在も埼玉、東京、神奈川等が、主な生産地となっています。また、栄養価の高い、緑黄色野菜の一つです。ビタミン類、ミネラルなどを豊富に含んでいます。どれをとっても非常に栄養価が高い緑黄色野菜であることは言うまでもありません。

βカロテンを豊富に含んでおり、粘膜を強くしてくれるため、風邪をひきにくい体を作ってくれます。また抗酸化作用もあり、シミ、ソバカスなどの美容効果も高いです。カルシウムは、鉄分においては、ほうれん草よりも多く含んでいます。

 

<蓮根>

レンコンは、スイレン科ハス属の野菜です。ハスの地下茎が肥大した部分になり、食用に栽培されています。見た目が根のようであり、蓮の根ということから蓮根と言われるようになりました。原産地は中国もしくはインドで、主に沼沢地や蓮田などで栽培されています。

日本ではレンコンはおせち料理に欠かせない物となっていますが、それはレンコンの形に由来があります。レンコンを輪切りにした時に丸い空洞が並び、穴から先が良く見えることから、先の見通しが良いとされ、縁起の良い食べ物として定着しました。日本での生産地は、茨木県が有名で国内の半分近くを生産しています。

 

 

<はまぐり>

蛤は、淡水が流入する場所、沿岸部の浅瀬の場所で獲ることができます。昔は日本各地の沿岸部で獲れていたようですが、現在は、鹿島灘、伊勢湾、瀬戸内海西部の周房灘などで漁獲されています。

蛤は、雛祭りや結婚式には欠かせない縁起のよい貝です。蛤の二枚の貝殻は、ぴたりと重なるのはその対の貝殻だけ。それ以外とは合わないということから、夫婦和合の意味をなし、幸せな結婚の象徴とされ、祝事に用いられる食材となりました。

はまぐりの旬は2~3月とされています。4月からは産卵期に入るために、その身も太っているので、美味しいです。ひなまつりや婚礼の際、「良縁」を招くと伝えられており、吸い物などにして食べられ、縁起物とされています。

 

 

ABOUT ME
MAKI
京都在住。WEBライターとして仕事をしています。京都のおすすめを日々紹介していきます。